バリ人の禁じられていること! |
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バリ人には、毎日の生活の中で禁じられていることがいくつかあります。それについて説明させて頂きます。もっとも大切なのは、右手と左手の使い方です。バリヒンドゥーでは、右手を清浄な手、左手を不浄な手と考えます。ですから、人にものを渡す時、受け取る時、また人やものを指差ししめす時、ぜったいに左手を使ってはいけません。バリ人はものを食べる時、手を使いますが、必ず右手で食べます。 |
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しかし、トイレでお尻を洗ったりする時には、例え、右が利き手でも、右手を使わないで、左手を使います。お尻は不浄の部分だからです。次に、人の体の中では、頭が一番神聖な部分です。そのために、子供の頭などをなぜてはいけません。また子供が大人の股の下を潜って遊びたがりますが、これもぜったいにさせてはいけません。神聖な部分である頭が不浄なものの下を通ってはいけないからです。おなじように洗濯物も不浄とみなされます!ですから、その下を潜ってはいけません。洗濯物を人の頭より高い所に乾してもいけません。また洗濯物を神聖なもののそばや、神聖と考えられている方角においてもいけません。 |
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バリ島では、どの家庭でも洗濯物は南か西の低い場所に目立たないように乾されます。方角についてですが、バリ人は、神聖な方角とそうでない方角をはっきり分けて考えています。バリヒンドゥーでは、アグン山がそびえる北と太陽の上る東とが神聖な方角です。そして、南と西がすじょうの方角となります。ですから南と西に枕を向けてはいけません。また、枕は、神聖な頭をのせるものですから、お尻の下に敷くなどは、とんでもないことです。 |
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皆様はおかしいと思われるかもしれませんが、女性はお産の後や生理中は不浄とみなされます。その期間中、女性は寺院に出入りすることは出来ません。お供え物に手をふれることも許されません。”お産の後”と言いましたが、これは、一月と七日です。考えようによっては、その期間は女性にとってお休みとなるわけです。また、バリ人は、悪霊(悪例)を大変恐れます。特定の時間帯に特定の場所に行くことをとても嫌います。それは、太陽が真上にあるお昼時と、太陽が沈む夕方です。(たそがれ) |
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この時間帯には、墓場とか、大きいな木の下とか、谷川とか、田んぼなどに行くことを控えます。特に子供がそういう時間帯に外出することは許されません。バリ島では、女性は酒を飲んだり、タバコを吸ったりすることも、一般には、歓迎されません。男性もタバコは吸いますが、酒はあまり飲みません。 |
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